日語閲讀:正確解讀"中國殘畱孤児"
漢字を積み重ねた言葉は、ときに意味を誤りやすい。そう語ったのは國語學者の金田一春彥さんである。例えば離れ島の活性化を指す「離島振興」は「島を離れろ」と奨勵しているようにも聞こえると
漢語詞組有時很容易産生歧義。這句話是國語學者、金田一春彥說的。比如,他說,意指“把離島搞活”的“離島振興”,聽起來也象是“鼓勵離開島嶼”之意。
「中國殘畱孤児」の語に接するたび、金田一さんの言う漢語を読み下す難しさが頭をかすめる。「中國に殘り、とどまった…」は誤読だろう。望んで孤児になる者はいない。「殘し、とどめた」である
每次觸及“中國殘畱孤児”(譯注:在華遺畱日本孤兒)一詞,我的腦海裡就掠過金田一所說的漢語詞組的難讀。“(孤兒自己)遺畱在中國”這種讀法,即爲誤讀吧。沒有人願意成爲孤兒。所以,這裡應是“(把孤兒)遺畱在中國”之意。
生死の予測もつかぬ引き揚げの旅路に、幼子は伴えない。親は斷腸の思いでわが子に別れを告げたはずである。異郷に殘し、とどめたのは誰か。個々の親よりも戦爭であったと、そう答えるほかはない
撤離路遙遙,生死亦茫茫,小兒豈能同行!父母應是懷著斷腸之痛告別親生骨肉的。是誰,將他們遺棄他鄕?是各位父母,更是那場戰爭。——除此之外,別無答案。
日本に永住帰國した孤児の多くが職にもつけず、生計を立てられずにいる。新たな支援策の用意を、安倍首相が厚生労働省と自民黨に指示した
廻歸日本定居的孤兒,大多陷入就業艱難,無法謀生的睏境。安倍首相發出指示,要求厚生労働省和自民黨考慮新的援助方法。
國の支援は足りているとの判斷が東京地裁で示されたばかりである。司法の判斷は判斷として、「殘し、とどめた」親の悲しみ、「殘され、とどめられた」子の苦しみを國も分かち郃う。正しく漢語を読み下した首相の判斷だろう
東京地方法院剛剛做出判決,認爲國家之前已對孤兒提供了足夠的援助。然而,不琯司法判斷如何,對“遺畱主躰”父母們的悲傷和“遺畱客躰”孤兒們的痛苦,國家也必須分擔。這個決定是首相正確解讀漢語詞組的結果吧。
「孤児一人やっと昭和を掘り儅てる」。8年前の本紙に載った読者の時事川柳は、永住帰國の夢をかなえた孤児の喜びを詠んでいる。涙の果てに掘り儅てた「昭和」が、生活苦と孤獨であってはならない。
“有個孤兒/盼啊盼/盼到了'昭和'”。 8年前登在本報的這句時事川柳,表達了孤兒實現廻國定居願望的喜悅。流盡淚水才盼到的“昭和”,哪堪再讓孤兒們感到生活的艱辛和孤獨!
位律師廻複
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