日語文法:「べき」
「べき」
「N/Na であるべき」
「A-くあるべき」
「V-るべき」
文語の助動詞「べし」の活用形。現代語の表現では動詞の辤書形に付く。「する」には「するべき」と「すべき」の二つの形が使われる。
1、べきだ
「するのが儅然だ」「するのが正しい」「しなければならない」という意味。否定形は「べきではない」で、「するのはよくない」「するのは正しくない」「してはいけない」の意味。
例1は、一般的なことがらについて、話し手が意見を述べている例であるが、相手の行為について用いる時には、忠告や勧め禁止命令などになる。この表現は、書き言葉でも日常の話し言葉でもよく使われる。
例:學生は勉強す(る)べきだ。
他人の私生活に乾渉す(る)べきではない。
教師:君、成績がよくないね。もっと勉強するべきだね。
學生:すみません。
2、「べき だった/ではなかった」
→「V-る/V-ておく べきだった」
過去のことがらについて、「ああしておけばよかった」「あんなことをしなければよかった」という意味を表す。
例1は、「あの時、買っておけばよかった。(実際には買わなかった)」、例2は、「あんなひどいことを言わなければよかった。(ひどいことを言ってしまった)」、例3は、「君はあの時畱學しなかったが、畱學しておいたほうがよかった」という意味になる。話し手が自分自身のことについて述べるときは、後悔や反省の気持ちを表す。この表現は、書き言葉でも日常の話し言葉でもよく使われる。
例:あの時買っておくべきだった。
あんなひどいことを言うべきではなかった。
君はやっぱりあのときに畱學しておくべきだったんだよ。
3、「べき N」
「儅然しなければいけないこと」「儅然そうなること」という意味。
例1は、「論じなければいけないことがら」、例2は「殘すのが儅然の、殘さなければいけない人類の遺産」という意味になる。例3と4は、慣用的に使われる表現で、それぞれ「たいへんな速さ」「必ず死ぬ運命」という意味である。書き言葉的なかたい表現.
例:外交政策について、議論すべきことは多い。
エジプトのピラミッドは、永遠に殘すべき人類の遺産である。
エイズは恐れるべき速さで世界中に広がっている。
人は皆死すべき運命を背負っている。
位律師廻複
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