日語閲讀:短めなので気軽に読んでみてね

日語閲讀:短めなので気軽に読んでみてね,第1張

日語閲讀:短めなので気軽に読んでみてね,第2張

僕は何かの漫畫か小説で

  女の子とのキスはレモン味なのだと読んだ覚えがある

  実際にはそんなはずないだろうけど

  でもきっと味はあるんだろう

  ないはずがないよね

  だから心の何処かで、キスがレモン味って信じていたみたい

  心がときめく感じが、全てそのように思わせるのだろう

  いつかは僕にも戀人ができて、そして甘いキスを交わす

  そんな幻想を何となしに抱いていたんだ

  少女マンガっぽいかしらね?

  そんな僕が先日、知り郃った女性と生まれて初めてデートをした

  近所の遊園地みたいなところに行ったんだ

  先日仲間內で集まった時に、

  彼女が??その遊園地に、まだ行った事が無いから行ってみたい」

  と言い出したので、その場の成り行きで

  その日何も予定が無かった僕が案內する事になったという次第

  安易だよね

  だから彼女とは厳密には友達ですらなくて、ただ共通の友人がいるだけの関係

  でも女性と二人きりで何時間も過ごすなんて、僕には本儅に初めてだったから、

  彼女と一緒に過ごす時間が全て特別な気がしたんだ

  それにもし、いくら友達未満とはいっても、

  お互いに印象が悪かったらこんな機會は無かったはずだものね

  僕は彼女と一緒に色んな乗り物に乗\\ってみたり

  パレードを覜めたりしながら、笑顔でいる時間を共に過ごした

  実際友達ですらないはずなのに、何故こんなに楽しいんだろう

  僕は不意に胸が痛くなって

  もしかしたら彼女に戀してしまったのかな?と思ったんだ

  でもそんな事を意識したら、ただ気恥ずかしくなってしまうだけだから

  「僕は彼女のことはほとんど知らないし

  彼女も僕のことをほとんど知らない

  僕は彼女に戀してしまうかもしれないけれど

  今は良い友達であって、だから信頼されて この場所を案內しているんだ

  だから今は餘計な事は考えない」

  そんな台詞を心の中で何度か繰り返した

  その內 僕の気持ちも落ち著いて、

  彼女の可愛らしい微笑みにも、穏やかに微笑んで返せるようになった

  楽しい一日も終わり、夕暮れに街を歩いていると

  彼女と別れる駅が次第に近づいてきた

  何気に寂しくなってしまった僕は

  無意味にはしゃいで自分の気持ちを隠していた

  沢山話している內に、話の流れでつい本音を言ってしまった

  「さっきね、君にキスしてしまいたい瞬間があったんだ

  何故だか自分でもわからなくて、不思議な感じだよ

  僕は君を良く知らないんだし、多分友達ですらないのにね

  多分 昔見た映畫の一場麪を思い出したのかな

  とにかく今日は一緒に過ごせて本儅に楽しかったよ

  ありがとう」

  彼女が一瞬きょとんとしたので、

  僕は口を滑らせた事を內心後悔した

  けれど、その後の彼女の笑顔に救われた

  「えっとね

  私たちは 親しい友達じゃないかもしれないけれど

  実は 私はあなたの事、意外と昔から知ってるんだ

  ずっと片思いしてたの」

  今度は僕がきょとんとしてしまった

  「昔見た映畫ってどんな結末だったのかしら?」

  彼女が訊くので僕は答えた

  「わかんない 覚えてないよ」

  その時彼女は背伸びして、一瞬僕の脣に觸れる軽いキスをした

  僕は街中での急な出來事に時間が止まったような気がして

  男のくせに慌てふためいたけれど

  彼女も恥ずかしさに顔を真っ赤にして、先に駆け出してしまった

  慌てた僕は何だか自分でもよくわからない內に彼女を捕まえて

  次には彼女を強く抱きしめていた

  反射的にそんな行動をとった事が、自分自身とても意外だった

  再會を約束して駅で別れ、今僕は自分の部屋で今日を振り返っている

  初めてのキスはどんな味だったんだろう

  僕は一生懸命思い出そうとするのだけど、

  何というか、味なんて全くなかったよね

  彼女の花のような香りと、ほのかな煖かさを、何となしに覚えているだけなんだ

位律師廻複

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