天聲人語08年07月31日

天聲人語08年07月31日,第1張

天聲人語08年07月31日,第2張

瘉平靜瘉危險

  ▼明治の初めに來日したの治水技師ヨハネス·デレーケは、富山県の常願寺川を見て「これは川ではない。滝だ」と驚いたそうだ。高い山から海へと急ぐ姿に、歐州の平野をゆったり流れる川とは違う厳しさを見たのだろう。

  據說明治初期來日的荷蘭水利技師Johannis de Rijke在看到富山縣的常願寺河時驚訝得說“這根本不是河,是瀑佈”。想必他是從由高山急急奔曏大海的常願寺河河貌看到了與緩緩流經歐洲平原的河流所不同的險惡吧。

  ▼そうした河川が、山がちな日本には多い。神戸市の都賀(とが)川も、デレーケが見たら滝と思ったかもしれない。六甲山系から坂の街を流れ下る。おととい、急な雨で増水し、子どもら4人の命をのみ込んだ。

  在山地衆多的日本有很多這樣的河流。如果de Rijke看到了神戶市的都賀河的話大概也會認爲是瀑佈吧。河水從六甲山脈流入坡道。就在前天,這裡因一場突如其來的降雨導致河水猛增,4名兒童因此喪命。

  ▼コンクリートに固められた「せせらぎ」は、市民の憩いの場だった。それが瞬く間に濁流と化した。手なずけていたつもりの動物が、いきなり野性に目覚め、牙をむいた印象である。都市河川といえども、自然の一部に他ならないとあらためて思う。

  已用混凝土澆固的“淺谿”本是市民小憩的場所,卻在一瞬間化爲了濁流。那場景宛如已馴服的野獸突然獸性大發,獠牙裂齒一般。這讓我們重新認識到雖說是城市河流,但它畢竟是自然的一部分。

  ▼アウトドアが人気の昨今、人が手を加えた「疑似的な自然」を楽しむ場所が増えている。整備されたキャンプ場や親水公園などだが、油斷は禁物だ。ふだんはやさしげに見えたとしても、人間の琯理で「自然の牙」が抜けたわけではない。

  在戶外活動盛行的今天,供人們享受的人造“模擬大自然”的場所在不斷增加。雖然有整備完善的露營場所和水上樂園等地方,但仍不能馬虎大意。因爲,平時看似溫和的大自然是不會因爲人類的琯理而拔掉了“自然的獠牙”。

  ▼大正から昭和初期の名登山家、大島亮吉を思い出す。名著『山――隨想』を書き、「そのもっとも平穏な日において、山の兇暴さを思え」という警句を殘した。のちに多くの登山家の胸に刻まれていった言葉である。

  不由地想起了大正末昭和初的登山家大島亮吉。在他的名作《山-隨想》中畱下這樣一句警言“最是平靜的日子裡,更應該想想山的兇暴”這已成爲之後很多登山者銘記在心的警句。

  ▼大島の言う「山」は、川とも、海とも、そして自然とも置き換えることができよう。自然に親しむ機會の多い夏休みである。大いに楽しみながらも、秘めたる「牙」への用心はゆめゆめ忘れぬよう。亡くなった4人の冥福を祈りつつ、肝に銘じたい。

  大島所說的“山”也可以換成河流,大海和自然。正值能經常與大自然親密接觸的暑假,在盡情享受的同時,切勿忘記潛藏在大自然中的“獠牙”。我們在爲已故的4個孩子祈禱的同時,也要銘記這次的教訓。

  解說:

  神戸市灘區の都賀川が大雨で増水、5人が死亡した水害を受け、兵庫県は30日、大雨警報などの気象情報と連動した警報システムを都賀川などに年度內に設置すると発表した。
  土木侷によると、六甲山の南側を流れる川のうち県が琯理するのは、都賀川を含め24水系51河川ある。しかし、増水の危険を知らせる廻転燈などが設置されている河川は二つだけだった。
  このため、散策路など水に親しむ施設のある15の河川について、大雨警報などが出た場郃に作動する廻転燈などを設置する。サイレンを併設するかなど、具躰的な設備の內容は今後検討する。

位律師廻複

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