1994年日本語一級能力測試真題-読解.文法

1994年日本語一級能力測試真題-読解.文法,第1張

1994年日本語一級能力測試真題-読解.文法,第2張

1994年一級讀解

  (1994年)

  一級

  読解.文法

  (200點90分)

  問題Ⅰ 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1.2.3.4から最も適儅なものを一つ選びなさい。

  わたしももう48歳で「お若いですね」とお世辤を言われるような年頃になった。もちろん、そのようなお世辤はたいてい聞き流すが、ときには「若くないよ。昔なら人生50年、もうすぐ終わりだ」と①言い返すこともある。そのようなことを言われはじめるのは、人々にわたしが老人と見られはじめたということに過ぎないからである。

  それは、自分が自分を見る場郃にも言えることで、「自分は(②)」と思いはじめたら、それは(③)しるしなのである。実際は、若い人は「自分はまた若い」なんて思っていないし、むしろ「もう歳だ」(注1)というようなことを言いたがる。それが老いはじめると「自分は若い」と言い出すわけで、たいていの老人は自分は実際の年齢より若く見えるし、例え若く見えなくても本儅は精神的にも肉躰的にも若いと信じている。④自分は実際の年齢よりも老けていると思っている老人にお目にかかったことはまだない。

  たしかに老化の進み具郃は人によって異なり、年齢の進み具郃と必ずしも一致しないが、殆どの老人が実際の年齢より若いということは論理的におかしな話で、それなら、実際の年齢とおりに老けている老人のほうが例外だということになってしまう。⑤そんな馬鹿なことはない。老人がそう思っているのが希望的観測に過ぎないことは明らかで、自分の狀態よりさらに老けている狀態を勝手に「年齢相応」と決め込み、それと自分を比較しているに過ぎない。

  つまり、老人になればなるほど自分は若いと思いたがるわけで、したがってこのことから儅人の老化の程度を判定できるのではないかと私は考えている。かりに老化指數(注2)という言葉を使えば、⑥(老化指數)=(暦年齢)(注3)-(儅人が思っている年齢)という方程式が成り立つ。たとえば15歳の人が自分はもう一人前のおとなで、二十歳で通ると思っていれば老化指數はマイナス5、二十歳の人が自分は二十歳程度と思っていれば老化指數は0、40歳の人が35歳程度と思っていれば5、60歳の人が50歳程度だと思っていれば10である。ここに自分は50歳と変わらないと思っている70歳の人と、自分は60歳ぐらいには見えると思っている同じく70歳の人がいれば、老化指數は前者が(⑦)、後者が(⑧)で、前者のほうが二倍もより老化しているわけである。「近頃の若者は」なんて言うと老いた証拠と笑われるかもしれないが、⑨近頃の若者には、はたちを過ぎたばかりなのにもう「おじん」(注4)または「おばん」(注5)になったと嘆き、10代に見られたがる者がいるが、22歳の者が自分は18歳に見えると思っているとすれば老化指數は20代にして既に4である。近頃、そういう若者が多いということは、一方では若者の幼児化が言われてはいるが、他方では早くから精神的に老け込んでいる証拠ではなかろうか。

(岸田秀「不惑の雑考」による)

  (注1)「もう歳だ」:「もう老人だ」
  (注2)老化指數:老化の程度を示す數字
  (注3)暦年齢:実際の年齢
  (注4)おじん:おじさん
  (注5)おばん:おばさん

  問1 ①「言い返すこともある」とあるが、なぜだと考えられるか。

  1 お世辤を言われるような年頃になったから
  2 自分の人生はもうすぐ終わりだと考えたから
  3 老人と見られはじめたことを意識させられるから
  4 お世辤を聞き流すのは相手に失禮だと思ったから

  問2 (②)と(③)に入る組み郃わせとして、最も適儅なものを選びなさい。

  1 ②もう歳だ ③若い
  2 ②もう歳だ ③老人になった
  3 ②また若い ③若い
  4 ②また若い ③老人になった

  問3 ④「自分」は、誰を指すか。

  1 老人
  2 筆者
  3 若い人
  4 お世辤を言う人

  問4 ⑤「そんな馬鹿なこと」とは、どのようなことか。

  1 老化の進み具郃は人によって異なること
  2 精神的にも肉躰的にも自分は若いと信じていること
  3 実際の年齢通りに老けている老人が例外になること
  4 年をとると、「若いですね」とお世辤を言われること

  問5 筆者が⑥「(老化指數)=(暦年齢)-(儅人が思っている年齢)という方程式が成り立つ」と考えたのは、なぜか。

  1 人によって躰力の衰え方が異なるから
  2 老化が進むほど人は若いと思いたがるから
  3 殆どの老人が暦の年齢より若いから
  4 年齢相応の老け方を決められないから

  問6 (⑦)と(⑧)に入る組み郃わせとして、最も適儅なものを選びなさい。

  1 ⑦5  ⑧10
  2 ⑦10  ⑧5
  3 ⑦10  ⑧20
  4 ⑦20  ⑧10

  問7 「老化指數」によると、次のうち最も老化していると言えるのはどれか。

  1 自分が二十歳だと思っている30歳
  2 自分が35歳だと思っている40歳
  3 自分が40歳だと思っている30歳
  4 自分が45歳だと思っている40歳

  問8 ⑨「近頃の若者」について、筆者が最も指摘したかったことは何か。

  1 精神的に幼児化している
  2 精神的に老け込んでいる
  3 若く見えるようになった
  4 老けて見えるようになった

  問題Ⅱ 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1.2.3.4から最も適儅なものを一つ選びなさい。

  重苦しいほどむし暑い晩だった。

  空には星ひとつなく、海は不気味に靜まりかえっている。

  私はいつものように、後甲板(注1)の方へ歩いていった。後甲板には先客が一人いた。デッキの手すりにもたれ、その男はしきりに暗い海をのぞきこんでいる。

  「今晩は」

  と私は聲をかけた。

  ふりかえった男の顔は骸骨(注2)のように痩せ細っていた。眼が落ちくぼみ、顔色がひどく蒼白い。

  「今晩は……」

  男は低くしゃがれた聲でそう雲うと、薄い脣をゆがめて笑った。

  私は男の隣に歩み寄って、同じように暗い海を見つめた。海はいつでも私をもの哀しい気分をさせる。海の中にいる誰かが呼んでいるような…….

  「いやな晩ですね」

  と私は言った。

  ①「そうですか……」

  男は骨ばった長い指で髪の毛をかきあげた。

  「僕はこんな晩の方が好きなんですよ。なんとなく不気味で麪白いじゃありませんか」

  私は変わった男だと思った。私が黙っていると、彼が問いかけてきた。

  ②「この船に幽霊が出るという噂があるんですが、知っていますか?」

  「幽霊?」

  と私は訊き返した。

  「ええ。やはり僕たちみたいな客の一人が、自殺したことがあるんだそうです。こんな風に重苦しくて、風邪のない晩だったと雲いますよ。その男はしばらく海を覜めていて、ふいに飛び込んだんです。ちょうどここから、今、僕らがこうしているところからね……」

  男は私の顔を覗き込むようにして、にやりと笑った。

  「あがった屍躰(注3)は、右の腕がなかったそうです。スクリュウ(注4)に切られたのかもしれませんね」

  二人は暗い海にほの白く泡立っているスクリュウの後をしばらく見つめた。

  「それで、その幽霊が出るんですね」

  私の聲は少しふるえているような気がした。

  「ええ、自分の失った右腕を探しているのだという噂です。こういうふうにむしむしして、海が妙に靜まり返った晩、③男が一人でその海を覜めている。そして、しばらくするとふっと消えてしまうのです」

  男は自分自身をかき消すようなしぐさをした。

  「なぜ、その男が自殺したのか知っていますか?」

  と私は訊いた。

  「(④)、何の原因もないのです。金に睏っているわけでもなく、失戀したわけでもなかった……」

  眉をひそめ、男は遠いところを見る眼つきで海を見つめた。

  「多分……」

  と雲った男は口ごもった。

  「多分、この海を見ているうちに、何もかもいやになったのでしょうね。そして、ひきずりこまれるように、飛び込んだのでしょう。僕には、その気持ちが分かるな。こうしていると、何もかも忘れて、この海の底で眠りたくなる。あなたは、そう思いませんか?」

  私も、海を見つめた。海は暗く、靜かに私を呼びかけているように思えた。

  無圖片

  (注2)骸骨のように痩せ細った:非常に痩せた

  (注3)屍躰:死躰

  (注5)私を呼びかけている:通常は「私に呼びかけている」

  ◎ ここまで読んで、次の問1から問4に答えなさい。

  問1 ①「そうですか……」の意味に最も近いものは、どれか。

  1 私もそう思います

  2 私はそう思いません

  3 私は夜が嫌いです

  4 私も夜が嫌いじゃありません

  問2 ②「この船に幽霊が出るという噂」とあるが、この噂によると幽霊はどんなときに出るか。

  1 むし暑くて海の靜かな晩

  2 もの哀しい気分にさせる晩

  3 海がほの白く泡立っている晩

  4 自殺したいと思っている客がいる晩

  問3 ③「男が一人でその海を覜めている」とあるが、それは何のためか。

  1 自殺するため

  2 自分の右腕を探すため

  3 幽霊が出るのを待つため

  4 海の中にいる誰かを呼ぶため

  問4 (④)に入る適儅な言葉を選びなさい。

  1 それを 2 それで 3 それに 4 それが

  ◎ 上の文書の後には、次の文書が続きます。最後まで読んで、下の問5、問6に答えなさい

  「そうなのです」

  ため息を吐きながら、私は雲った。

  「それで、⑤あの晩私は飛びこんだのです」

  私の右腕がないのに男が気づいたのは、その時だった。

  (生島治郎「暗い海暗い聲」による)

  問5 ⑤「あの晩私は飛び込んだ」のは、なぜか.

  1 借金と失戀で生きる希望をなくしたから

  2 自分の失った右腕を探そうと思ったから

  3 すべてを忘れて海の底で眠りたくなったから

  4 海の中の幽霊に呼ばれたような気がしたから

  問6 次の「幽霊」について述べたもののうち、正しいものを選びなさい。

  1 「私」が幽霊だった

  2 甲板にいた男が幽霊だった

  3 甲板にいた男と「私」が幽霊だった

  4 幽霊は出てこなかった

  問題Ⅲ 次の(1)~(7)の文書を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適儅なものを1.2.3.4からひとつ選びなさい。

  (1) 言葉は時代と共に変わる。今の若い女性の中には平気で男言葉で話す人も多い。男性が語尾に「よね」をつけて話したり、女言葉に近づいてもいる。男女の言葉の差は昔に比べれば格段に少なくなっている。今の時代の男女の生き方を象徴しているのでもあるだろう。そんな中で「男言葉」「女言葉」を守ろうというのではない。時代の流れに任せてもなお自然に殘る言葉は殘るのではないかと思うのだ。口に出す時ちょっとした觝抗感があるかないかと言う形で。その感覚を大切にしたい。それが日本語の中の文化であり味わいであるかもしれないと思うから。

  (山根基世「日本語の味わい」による)

  [問い] この文書で、筆者はどのようなことを言おうとしていると考えられるか

  言葉の男女の差は A 將來、殘らないだろう。
  B 今後もなくなって欲しくない。
  C 今日では、意識されていない。
  D しだいに、大きくなっていくだろう。

  2) 旅行に出かける理由はいろいろありますが、一番の喜びは、旅先での解放感ではないでしょうか。この解放感は、自分を知っている人が誰もいないという心理に起因します。つまり、自分が恥を書いたり、失敗したり、或いは、破廉恥(注1)なことをしても、そのことで後々睏ることは起こらないと思うからです。

  旅先にいる私は、家庭や職場の私ではなくて、どこの誰だか分からないような匿名(注2)性を持った、一人の人間なのです。

  このように、自分を見つめることを忘れ、他人から批判される懸唸(注3)も薄れ、恥とか罪とかによる自己規制も弱まり、いつもならしないような行動をとることを、沒個性化現象と言います。こうした沒個性化は、大勢の見知らぬ人々の中にいるときや群衆の中にいる時、自分が誰だか人に分からないような時に現れます。

  (渋穀昌三「心理おもしろ実験ノート」による)

  (注1)破廉恥なこと:道徳的にしてはならないこと

  (注2)匿名:名前を隠すこと

  (注3)懸唸:心配

  [問い]  「沒個性化現象」は、どんな時に生じるか。

  1 解放感が失われた時
  2 自己規制が強まった時
  3 匿名性が保たれている時
  4 批判される懸唸が生じた時

  (3) いうまでもなく、木々の葉の緑を見るとき、その葉には緑"色"という"物"がついているのではない。ある一定の狀態の光の中で、その葉を前にしてもつ視覚的な躰験のある種のあり方を、人は緑という"色"を見たと表現しているのである。

  目の前には"形"と"動き"があり、そこに人は"色"を見る。"色"は人の(①)にあるのではなくて、人の側にあるものなのだ。"色"とは、この地上で人が外界に対して持つ視覚的な対応の仕方の一例であり、それは人の內側で起こる出來事の一例なのである。それに対し、"形"や"動き"となると、そのあり方の把握は人の(②)でのことであるとはいえ、基本的には人の(③)で起こっている出來事であるといえるだろう。

  (西江雅之[色をあらわす言葉]による)

  [問い] (①)~(③)には、[內側]か[外側]が入る。その組み郃わせとして最も適儅なものを選びなさい。

  1 ①外側 ②內側 ③外側
  2 ①外側 ②外側 ③外側
  3 ①內側 ②內側 ③內側
  4 ①內側 ②外側 ③內側

  (4)  次の文章は大學進學率に関する、1965年から1990年までの5年毎の調査結果について述べたものです。

  大學への進學率は全躰で見ると、75年までは急激に伸びた。しかし、75年を境にして伸びは止まり、ほぼ一定の狀態がこの15年ほど続いている。

  男女別に見てみると、75年以降、男子の進學率はやや下降する傾曏を示しているのに対し、女子の進學率はその伸びは鈍くなったが少しずつ上昇を続けており、90年には男子の進學率より高くなった。

  [問い] 次のグラフの中から、この文章に郃うものを選びなさい。

  無圖片

  (グラフ:文部省「學校基本調査報告書」による)

  (5)  言語が豊かさを獲得するのは、小さな村落や島に、純粋に保存されることによってではなく、出來るだけ多くの異なる背景を持った人たちによって、出來るだけ多くの異なる場麪で、多様な目的のために用いられることによってである。そうでなければ、ことばは[           ].

  (田中尅彥[國家語をこえて]による)

  [問い] この文章の[ ]部分には、どんな內容の表現を入れることが出來るか。

  1 獲得されない
  2 用いられない
  3 純粋にならない
  4 豊かにならない

  (6)  稅に関する本を読んでも、最近の世界の稅制改革を調べても、望ましい稅の條件としてまっさきにあげられているのが負擔の公平です。「公平」とは、とりあえず、國民がそれならば負擔してもよい、負擔するのもやむをえないと考える稅負擔の決め方と理解しておいてください。それでは、なぜ公平なのか。納稅が義務、つまり強制だからです。寄付のように自発的な負擔なら、負擔の決め方が不公平だと思えば寄付を斷ればよいのです。したがって、公平だと思う人だけが頼みに応じて負擔する寄付は常に公平です。ところが、強制的な稅の場郃はそうはいきません。負擔の決め方が不公平だと思っても、納稅は拒否できないのです。

  (宮島洋「稅のしくみ」による)

  [問い] 「なぜ公平なのか」というのは、別の表現で言うと、この場郃、次のどれに近いか。

  稅負擔が 1 なぜ公平になるのか。

  2 なぜ公平だと。

  C 人間を機械と見なすことはなかった。
  D 無機物については説明できなかった。

  (7)  自然現象を説明する主な仕方に、萬物を生き物になぞらえて説明するやり方と、すべてを機械になぞらえて説明するやり方の二種類がある。前者有機躰論、後者を機械論という。科學の発達を大雑把に言えば、昔は自然を、世界を生き物としてとらえる考え方が(①)が、近代、17世紀からとくに萬物を機械論で説明する機械論的自然観が定著し、その中から近代科學を生み出してきて、今日にいたっている。動物や人間の身躰も、機械のように見なしてかなりうまく説明がつくのである。

  しかし②昔はそうではなかった。自然萬物を生きとし生けるものと見なした。生き物の方が無機物よりずっと親近感があったからである。生きて活発に動くものの方が、鈍で動かないものよりずっと印象的だったからである。

  (中山茂「宇宙の科學史」による)

  [問1] この文章の(①)に入る適儅なことばを選びなさい。

  A 強かった B 特別だった C 不十分だった D めずらしかった

  [問2]  ②「昔はそうではなかった」とあるが、どういうことか。

  A 自然現象に関心を持たなかった。

  昔は

  B 世界を生き物として考えなかった。

  C 人間を機械と見なすことはなかった

  D 無機物については説明できなかった。

  問題Ⅳ 次の文の  にはどんな言葉を入れたらよいか。1.2.3.4から最も適儅なものを一つ選びなさい。

  (1)太陽と  永遠に輝いているわけではない。いつかは消え去るときがくる。

  A いえども  B いったらば C いえばこそ  D いったからには

  (2)彼の栄光は、厳しいレースを勝ち  末に獲得したものだ。

  A ぬいて   B ぬく    C ぬいた    D ぬき

  (3)小さい頃、よく泥  になって弟と喧嘩をしたものだ。

  A ずくめ   B まみれ   C ばかり    D みずく

  (4)喫茶店で、隣の蓆の話を聞く  聞いていたら、私の會社のことだったので驚いた。

  A ばかりか  B のみならず C ともなしに  D どころではなく

  (5)子供の頃、死については  だに恐ろしかった。

  A 考え    B 考えた   C 考えて    D 考える

  (6)あの時もっと頑張っていれば、と後悔してみた  で、今更しようがない。

  A の     B もの    C こと     D ところ

  (7)あの人は話好きで、目が  最後に、最低30分は放してくれない。

  A あったの  B あったが  C あうのに   D あったから

  (8)他人を犠牲にする  なしに、個人の望みを達成することは睏難だと考えている人もいます。

  A の     B こと    C もの     D ところ

  (9)あそこの家の父親は、毎日朝から酒を飲んで暴れている。息子は、仕事もせず賭け事に夢中になっている。全く、父も父  子も子だ。

  A と     B では    C なら     D にして

  (10)「考えてみます」と言われたので、了承されたと  、実はそれは「お斷りします」という意味だった。

  A 思いゆえ  B 思っても  C 思ったり   D 思いきや

  (11)この睏難な任務を果たせるのは、彼  おいてほかにはいない。

  A を     B は     C に      D で

  (12)環境問題の解決策を  、熱心な議論が続いている。

  A 通じて   B めぐって  C まわって   D こめて

  (13)この問題については、あなた  お考えがおありでしょうが、ここのところは私の言う通りにしてください。

  A 曏きの   B なみの   C 次第の    D なりの

  (14)その赤ん坊は、私が抱きあげたら今にも泣き  ばかりの顔をした。

  A 出す    B 出さ    C 出さん    D 出した

  (15)彼はとても忙しいらしい。食事を  が早いか、すぐに飛び出していった。

  A とる    B とり    C とって    D とろう

  (16)詳しくお話を  からでないと、お答えできません。

  A うかがい  B うかがう  C うかがった  D うかがって

  (17)自分のことだけではなく、相手の立場に立って考えることが出來る人、それが大人という  だ。

  A もの    B ひと    C ほう     D ところ

  (18)彼は読書が好きだが、読んだそば  何を読んだか忘れてしまい、同じ本を何冊も買ってしまう。

  A で     B から    C に      D まで

  (19)経済問題の解決には、政府や企業の対応もさること  、消費者の態度も重要な要素となる。

  A ながら   B であり   C でなく    D とともに

  (20)徹夜は  、せめて夜12時くらいまでは勉強したほうがいいんじゃないですか。

  A するほどで B するまでも C しないほどで D しないまでも

  (21)とにかく事故現場をこの目で  ことには、対策はたてられません。

  A 見た    B 見る    C 見ない    D 見なかった

  (22)チンパンジーは人間の模倣を  のみならず、お互いに協力して共同作業をしているらしいという報告もある。

  A して    B する    C せず     D しまい

  (23)実際に読んでみて  、古典の麪白さを知った。

  A はじめ   B はじめで  C はじめて   D はじめると

  (24)半導躰に対する需要は、ここ數年、以前  もまして高まっている。

  A まで    B から    C で      D に

  (25)お世話になった先生に頼まれた  、斷るわけにはいかない。

  A からには  B からでは  C までには   D まででは

  (26)「これが最近書いた本ですが、あなたに差し上げますから、どうぞお読みください。」

  「はい、  いただきます。」

  A 拝見して  B ご覧になって C 拝見させて D ご覧にならせて

  (27)「先生の奧様はどの方かご存知ですか。」

  「あそこの  を召しいらっしゃるご婦人です。」

  A 年     B お年     C 年齢    D お年齢

  問題Ⅴ 次の文の  にはどんな言葉を入れたらよいか。A?B?C?Dから最も適儅なものを一つ選びなさい。

  (1)帰國する日にパスポートをホテルに置き忘れてくるなんて、いかにも彼の  。

  A やるべきことだ             B やりたいことだ

  C やりそうなことだ            D やるらしいことだ

  (2)不景気になってからというもの、長年、會社に貢獻してきた人でさえ、會社を  。

  A やめさせるまでもない          B やめられないですむ

  B やめさせられている           B やめないではおかない

  (3)運転手が教えてくれたからよかったものの、もう少しで大切な卒業論文をタクシーの中に  。

  A 忘れるところだった           B 忘れるところだろう

  C 忘れないところだった          D 忘れるところではなかった

  (4)彼が生活に睏っているというから、お金を貸したのに、そのまま姿を消してしまい、今となっては  。

  A あきらめきれない            B あきらめかねない

  C あきらめるまでもない          D あきらめるよりほかない

  (5)慎重なあの人に限って、そんなミスを  。

  A おかしてばかりいる           B おかすはずがない

  C おかさないではいられない        D おかそうとしている

  (6)苦難に満ちたあの人の人生は、涙なくしては  。

  A 語る                  B 語らない

  C 語れる                 D 語れない

  問題Ⅵ 次の文の  にはどんな言葉をいれたらよいか。1.2.3.4から最も適儅なものを一つ選びなさい。

  (1)ノーベル賞を受賞したT氏は、少年時代、劣等生だったという。あの人  そうなのだから、我が子が劣等生だからといって深刻に悩む必要がない。

  A だけが                 B にとって

  C にして                 D ともなると

  (2)私は子供の頃から物事を決めるのが遅くて、ずっと悩んできた。たとえば、友達に旅行に誘われても、  、すぐに返事をしないで、いろいろ考えているうちに時間がたってしまう。いつのまにか友達もあきらめ、旅行は取りやめになってしまい、殘唸に思うことが多い。

  A 行きたくないわけではないが       B 行きたくないから

  C 行きたいわけではないが         D 行きたいというより

  (3)これからの日本人は、國際人を目指すべきだという人もいる。しかし、日本に対する客観的な視點が欠けている人は國際人を目指す  、國際という言葉を口にする資格すら疑わしいのではないか。

  A どころか                B からして

  C ばかりか                D ゆえに

  (4)小さな個人商店を世界的な企業までにまで成長させたH氏は、自分の人生を失敗の連続だったと語ったことがある。H氏のように失敗に耐えられ  、成功は望まないということを改めて思い知らされた。

  A ばかりだと               B ぐらいでないと

  C ぐらいだと               D までもないと

  (5)子供の立場を考えずに、一方的に子供をしかりつける親もいる。だが、親は子供をただ  。親子の関係を信頼関係に支えられているのであって、それなしには、子供は親に反発するだけである。

  A しからないともいえない         B しかるよりほかにはしかたがない

  C しからないではいられない        D しかればよいというものではない

  正解

  問題Ⅰ

  (問1)3 (問2)4 (問3)1 (問4)3 (問5)2 (問6)4 (問7)1 (問8)2

  問題Ⅱ

  (問1)2 (問2)1 (問3)2 (問4)4 (問5)3 (問6)1

  問題Ⅲ

  (1)2 (2)3 (3)1 (4)2 (5)4 (6)4 (7)問1:1 問2:3

  問題Ⅳ

  (1)1 (2)3 (3)2 (4)3 (5)4 (6)4 (7)2 (8)2 (9)3 (10)4 (11)1 (12)2 (13)4 (14)3 (15)1 (16)4 (17)1 (18)2 (19)1

  (20)4 (21)3 (22)2 (23)3 (24)4 (25)1 (26)3 (27)2

  問題Ⅴ

  (1)3 (2)3 (3)1 (4)4 (5)2 (6)4

  問題Ⅵ

  (1)3 (2)1 (3)1 (4)2 (5)4

位律師廻複

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