日語閲讀:井の中の蛙

日語閲讀:井の中の蛙,第1張

日語閲讀:井の中の蛙,第2張

「井の中の蛙 大海を知らず」

  <いのなかのかわず たいかいをしらず>

  見聞の狹い、世間知らずの人のこと、をいう。中國には「黃河(こうが)」という、とても大きな川があります。

  昔、そこには「河伯(かはく)」という黃河の主がいました。

  ある鞦の日、大雨が降り、黃河の水があふれだしました。

  河伯は、何もかもが水に飲み込まれていく風景を見て、

  「すばらしい力だ。この世で俺の力が一番だ。」

  と思いました。

  そして、ますます勢いに乗って下流にくだっていくと、北海に達しました。

  そこは、河伯が見たこともない、スケールの大きな海でした。

  北海には「若(じゃく)」という海の主がいました。

  河伯は、若に語りかけました。

  「私は今まで、自分にまさる者はいないと思ってきたが、

  こうして、あなたのとてつもない大きさに出會えて、ほんとうに良かった。

  このままだと、私は何も知らずにいただろう。

  自分が一番だと偉そうにして、みんなから笑い者にされただろう。」

  すると、若が答えました。

  「井戸の中の蛙(かわず=かえるのこと)に、海のことを話しても無駄だ。

  蛙は狹い井戸の中にとらわれているからね。

  夏の蟲に、氷のことをはなしても無駄だ。

  夏の蟲は、鼕を知らないからね。

  つまらない男に、道理を話しても無駄だ。

  知っている知識に縛られているからね。

  今、おまえはちっぽけな自分のつまらなさを知った。

  これからは一緒に、大きな真理について話せそうだね。」

位律師廻複

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