日語閲讀:顰みに倣う

日語閲讀:顰みに倣う,第1張

日語閲讀:顰みに倣う,第2張

「顰みに倣う」

  <ひそみにならう>

  事の善悪を考えず、人のまねをすること。

  人を見習って何かをするときに、自分を謙遜して使う。

  荘子が孔子の弟子たちにたとえ話をしました。

  「呉の國と越の國は、激しい戦いを繰り広げましたが最後には、呉の國が越の國を撃破しました。

  負けた越王の句踐(こうせん)は、呉王にひれ伏してご機嫌をとるために絶世の美女と言われていた西施(せいし)を連れてきました。

  呉王の夫差(ふさ)は、美しい彼女をとても愛して西施の名は絶世の美女として今の世まで伝わっています。

  西施がまだ故郷にいたころ、胸の病気にかかりました。

  痛みのために胸を押さえて、時々、眉(まゆ)を顰(しか)めていました。

  その村のある娘が、西施のその表情を見てとても美しいと感動し胸に手をあてて顔を顰めて、村の中を歩き廻るようになりました。

  美人ではない娘が、すっかりその気になっておかしな顔で歩き廻るのでみんなは「おかしくなってしまったのか??」と心配し気持ち悪がるようになりました。

  村の金持ちたちは、堅く門を閉ざし貧しい人たちの中には、妻子を引き連れて村を逃げ出す人もいたそうです。

  その娘は、西施の眉を顰める姿が美しいということはわかってもその表情がなぜ美しいのかわかっていなかったのです。

  殘唸ですが、あなた方の大先生である孔子もこのたとえ話と同じです。

  昔の聖人のまねばかりしています。

  このままではいずれ行き詰まってしまうでしょう。

  禮儀、制度、価値観は、時代にあわせてどんどん変わりゆくものです。

  大切なのはありのままを受け入れる姿勢ではないでしょうか。」

位律師廻複

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